お皿洗い

田舎の町でエンジニア。趣味のお話をふわっと書きます。

プライベートテスト Day-2

 

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- プライベートテスト Day-2 -

今回乗る車両はランボのウラカンGT3を選んだ。見た目が良いので。

 

今日からちゃんとPC2(projectCARS2)をやっていきます。はい。

まずはデフォルトのセット内容をじっくりと吟味する。闇雲にセットを弄り倒すのは迷走してしまう気がするし、そして何より僕がブラインドテストというものが苦手なので、テスト前の予習はやっておきたい。

感度が高い人ならブラインドテストでビシッとあれこれ決められるんでしょうけど、残念ながら僕にはそんなスキルは持ち合わせていないので、数字から得られる情報のバイアスをガンガンにかけていきます。風評と偏見のモノづくり。数字は裏切らない。

 

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とりあえずサスペンションとダンパーの数字。絶対値出されても良くわからないので、減衰比で見えるように整えます。

上記の情報の他に、PC2内で車両重量が1275kgという情報と、下記のページから前後重配が48:52という情報を得た。ついでに販売価格が$396,000ということも知った。お金持ちのおもちゃである。

 

諸々の諸元値から、減衰比(=臨界減衰係数と実減衰係数の比率)をえいっと算出したのが下記の右下。小さくてごめんね。

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PC2でのダンパー特性のストローク速度を指す区分けが「Slow」と「Fast」の2つあって、それぞれが具体的にどの速度が含まれるのかがわからなかったけど、とりあえず適当にSlow=0~0.1[m/s], Fast=0.11~1.0[m/s]と定義した。

(こんな直線のダンパー特性なんて現実離れしてるけど、まぁ一旦はこのままやる)

 

こう見ると、バンプ側(圧縮側)が弱め、リバウンド側(伸長側)が強めの味付けがデフォとなっているのがわかる。バンプ弱めといっても減衰比0.9は超えててかなり硬そうだけど。

…というか当たり前のようにリバウンド側が圧縮比1を超えてきてるのが面白いね。

あと、ストローク速度「Fast」になると大きく減衰を抜いてるのは、縁石に乗り上げたときのショックを吸収する為なんですかね。知らんけど。

 

全体的にはバンプ弱/リバウンド強ということなので、狙っている挙動はステアを切ったらシュッとロールアングルが出てピタッとキマり、そのまま外輪に荷重を掛けてスーっと旋回していく姿なのでしょうね。擬音語が止まらない。

路面が整ったスピードレンジ高めのサーキットだとこれが気持ちいいと思う。スパとか。

ただ今回はニュルである。凸凹の路面にアップダウンの激しいところばかりで、美しい姿勢なんぞ出るはずがない。ここはやはり姿勢を出して曲がるのではなく、ステア切り始めからのヨー応答をいかに出すか…姿勢が出る前の過渡領域でのグリップが欲しくなってくる。

個人的にはニュルのセッティングの理想は2019年のマンタイレーシングの911で、あのようになりたいね。めっちゃしなやかに走るのよ。


ADAC 24h Race 2019 Nurburgring Kevin Estre pass for the lead 277 KPH @ 9:20

そういう感じの味付けを探していきましょう。

 

今日はここまで。…PC2全く走らずにエクセル叩いただけじゃん。明日から走り込みます。